おたくの田んぼ

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僕がその数字を言えなかったのは

Aqours4thLove Live、お疲れ様でございました。

 


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私はありがたい事に両日とも知り合いの連番で行かせて頂き……頭が上がらないです……

自分で言うのもあれなんですけど私、大小様々な会場、かなりたくさんのライブに行かせて頂いてると思うんです。ライブハウス規模のやつからドーム規模のやつまで。アイドルからバンドまで。

その中でもズバ抜けてました。今回のライブ。終演後に残るものが今までとは段違い。

演者が懸ける想いもそうなんですけど、それを受け取る側の覚悟というか。会場が会場なだけにあそこに集まってた人達って少なからず比較対象があったと思うんですよ。そういうのがぶつかり合って誰も思ってなかった以上のものが生まれて……このグループは一体どこまで行くのか、どこまで私達を連れてってくれるのか……今までを振り返ると共にこれからも続くであろう未来への期待が高まる、まさに中間地点での締め。新たなるステージの始まりなライブでした。

 

 さて本題なのですが

 

 

そしてこのライブの要となっていたとある曲がありました。それが「No.10」という楽曲。

 

今回のライブでは今までこのコンテンツで度々使われていた「10人目」という言葉が全面に押し出されておりグッズなどにもこの言葉が使われていたりと……

まぁ要するにAqoursを応援するファンを総称する単語なのですが、この「No.10」という楽曲にはファンが全員で「10!」とカウントする場面がある訳ですよ。ここがこの曲一番のポイントであり、このライブでもキーとなる場面だったと思います。

 

ここからは完全に自分語りになるんですけど私はこの「10!」がどうしても言えない。いや、言いたくなかったと言うべきでしょうか。

そもそもこの曲が発表された時点からこの曲を好きになれない自分がいて。いい曲なのは十分分かってるんですけどね……

 

何故言いたくなかったのか。

自分の中でずっとあるのが「Aqoursは9人であるべき」というしょうもないエゴ。

そしてAqours程の努力などを送っていない自分が名乗るべきではないという自己満足でしかない謙遜。

こういったくだらないものに縛られていたせいでどうしても言いたくなかった。

 

実際この「10人目」というワードは劇中発端のワードであり、ファンが使うようになったのは1stLIVEでの自発的な「10!」コールから。

その後の2ndでは「太陽を追いかけろ!」でファンがこのコールが自然発生で出てきて公演を重ねる毎にキャスト側がそれに合わせてくるような形で。

そしてこの4thというタイミングで公式側からこの「10!」を言うタイミングを提供してくれたんですよ。

 

いや、そういう事じゃないと。

 

 

これが1番ですかね……?

自発的に発生するからこそ良さがあるのであって公式から「こういうのに弱いんでしょ?」的にやられると少し冷めるというか……これからも言いにくいし。結局自分がお涙頂戴な演出が嫌いなだけなんですけどそこがどうも引っかかるというか。

 

あとめちゃくちゃ引っかかったのが披露前のMC。

うろ覚えで申し訳ないんですけど「今まで応援してくれた皆さんに向けて心を込めて9人で歌います。」と。

これって皆で歌う合唱枠じゃないんですか……?10人目なら「10人目の皆さんも一緒に歌いましょう」的な言葉で良かったんじゃないの?

実際スクリーンには歌詞が表示するされていたりと皆で歌う様な仕様にしてた気もするんですよ……

「Thank you.FRIENDS!!」が9人歌唱でもスクリーンに歌詞が表示される仕様なら分かるんですよ、皆に向けての感謝が伝わりやすいし。

 

そういった所で直前まで引っかかった結果結局言えなかったんですよ。自分の中で曖昧なまま言いたくなかったし。

 

実際、会場での「10!」コールはとても素晴らしいものだったんですよ。言えなかったコトを後悔する程に

なんでこんなクソみたいな事を考え続けてたんだろうなぁって。

 

 

 

 

 

 

・結局「10人目」とは何だったのか

 

恐らくこの「10人目」というものは概念であり、形はないものだと思うんですよ。

んで、終演後に思った事がいくつかあって。

 

今回のライブでは今まで「ラブライブ!」というコンテンツが大切にしてきた2次元と3次元のシンクロをいい意味で崩す演出がいくつかあって。「想いよひとつになれ」では本来8人で歌う曲を9人で歌ったり。そういったイレギュラーな事へ導いたのは紛れもなくこの「10人目」という存在だったのではないのでしょうか??

「10人目」という存在こそが1番のイレギュラーな存在でありながらAqoursにとって欠かせないもの。そして4thという歴史が始まった段階から存在していた概念。このイレギュラーが多かったライブで1番先にあったイレギュラーがこの「10人目」だったんですよ。それらが「桜内梨子の呪縛を解き放ち」、「未来へ向かう大きな船を生み出した」。

 

そして私が縛られ続けてきた概念にも1つ答えが生まれ始めてて。

Aqours程の努力などをしてない自分が名乗ってはいけない」と言いました。

確かにそうかもしれないんですけどこのライブを見て感じたのは「そんな事は10人目を名乗ってから後から考えるべきだ。」と。

「どうやったらなれるか」ではなく「もうなってしまったんだからどうすべきか」です。

伊波さんは言いました。

「私達は夢を口に出して夢を叶えた。だから皆さんも夢を口に出して夢を叶えたください」と。

これまたうろ覚えで申し訳ないんですけど。

この「夢を口に出す」という行為の第1歩こそが「10!」コールであると私は考えます。

 

 

・4thLIVEを終え、イマ想うコト。

 

ほんとにすごいライブだったんですよね。

最後起きたWENでAqoursを呼び続けてる時に自分が「10人目」であるという実感がどんどん湧いてきて。これは私が言うことではないと思うんですけどあの場にいた誰か1人でも欠けてしまったらあのライブは完成しなかった。完全に後出しなんですけどそう思うんです。

 

そして「10!」という数字が言えなかった私。

なんとなく1つの正解に辿り着いた今は後悔が残ってるんです。たった一度しかない瞬間を逃したんだから。これからも披露される事があっても東京ドームという場所で、あの瞬間に意味があるから。

 

 

だからせめて運営さん……ディレイビューイングを……もう1回冷静にライブを見返したいです……