おたくの田んぼ

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≠ME配信ライブ、次会何話のおはなし

2020年7月25日、いよいよ始まりが近づいてきた。

 

≠ME初となる無観客ライブの開催が発表されておよそ1ヶ月、いよいよ当日を迎えた。

 

本来であれば≠MEは4月〜5月にかけて関東3都市を回るツアーを開催する予定であった。彼女達にとって初となるツアーであり多くのファン、そしてメンバーが心待ちにしていた。しかしコロナウイルスの影響でそれは中止となりステージ上でパフォーマンスする彼女達を見るという事は叶わなくなってしまった。

そんな中で=LOVE無観客配信ライブ開催後に告知された≠ME単独での無観客配信ライブの開催。

正直、イコラブ配信ライブの方でOPアクトで出してくれれば万々歳かなとも思っていた。ただそれは甘かった。もう彼女達は単独で勝負できる立派なグループなのである。今回しっかり=LOVEと区別し、こういった場を設けてくれた運営には感謝してます……

 

彼女達がパフォーマンスしているのを最後に見たのはいつだろうか。4月下旬に放送した「アイドルのチカラ」という番組で歌い踊る姿を見たのが最後だったような気がする。

ちょうどライブが出来なくなった時期は「君と僕の歌」が発表された時期と重なる為この曲を披露したのはこの番組での一回限りで、冨田菜々風のソロ曲「空白の花」に至ってはライブで披露された事はない。

ファンとメンバーの約束でもある「君と僕の歌」はライブで披露されて初めて最初の完成形になると勝手に思っている。その日が今日なのではないだろうか?

 

他にもセットリストには様々な仕掛けが用意されていそうなのが示唆されている為そういった点でも高鳴りが止まらない。元々≠MEは持ち歌が少ない為単独のライブでは=LOVE楽曲や秋元G楽曲、他のアイドル楽曲のカバーが主な構成となる。カバーだからこそどんな曲が来るかのワクワク感、そしてその曲の新しい表現の仕方などが感じられるのは彼女達のライブの特徴の一つでもある。

これは完全な私的感情なのですがほんっっとに鈴木さん、永田さん、本田さんのシュークリームロケッツ「君のAchoo!」のカバーが見たいんですよね……絶対合うんですよ……

それが無理なら全員で「好きで好きでしょうがない」が見たいんです……今回のライブはラスアイ枠はあるのか………楽しみですね……(=LOVEは過去にライブでSomedaySomewhere「この恋はトランジット」のカバーあり)

 

それは置いておいて改めて感じたのが「彼女達の個性が際立ってきた」という事。それを顕著に感じられたのが今週にかけて各メンバーがツイートしていたカウントダウン動画だ。

この動画を通して彼女達のキャラ立ちを改めて実感した。

そして最終日となる今日の12時には最後となるカウントダウン動画が公開された。恐らく多くのファンは0日目の動画が公開されるとは思ってなかっただろう。

今まで独特のセンス(褒め言葉)で笑いに振り切っていたカウントダウン動画のラストを飾ったのは彼女達からの真っ直ぐなメッセージ動画であった。

https://twitter.com/ogi_hana_/status/1286858934238580736

普通に泣いてしまった。これはライブ始まったら絶対泣くやつだ……ってその時覚悟した。だってカウントダウン動画の時点で号泣なんだもん…

 

彼女達のイマの全て、久しぶりのパフォーマンスを見届けます。とにかくワクワク感しか今はないです。新衣装もあるかもしれないし、新曲も控えてるし、何か新しい展開の発表あるかもしれないしでとにかくワクワク……

もうすぐ幕は上がる……

 

 

と、ここまでは開演前に殴り書いたものなのですが今、配信ライブが幕を下ろしました。

一言で言えば「いつの間に彼女達はこんなに成長していたんだ……」って感じ……。

配信でのライブ、ソーシャルディスタンスを踏まえてのパフォーマンスなど様々な困難があるにも関わらず最高点以上のパフォーマンスを見せてくれました。ほんっっっっっとに素晴らしかった!!(溜め)

 

19時、開演前に流れ続けていた過去3作のMVが止まりいよいよ≠ME初となる配信ライブが幕を上げました。

「OVERTURE」と共に流れるのはMV、そして今までのライブ映像、練習風景など。過去の軌跡を振り返ると共に次々とメンバーが映し出されます。「OVERTURE」が終わり一瞬の沈黙が訪れます。ライブでのこの「OVERTURE」が終わり1曲目までの間の固唾を飲み込んで見守る感じ、「何が来るんだ……」ってソワソワする感じがたまらなく好きなんですよね……

そして1曲目に流れ始めたのは=LOVEのカバー「手遅れcaution」。何で来るのかが未知数だったこのライブの1曲目。いきなりのシリアスモードに撃ち抜かれました……≠MEと言えば明るさのイメージだったり、青春!だったりするから少なくとも1曲目は爽やか系で来るだろ……っていうオタクのエゴを真正面からブッ壊すオープニングブロックのシリアスパートの展開。そして1曲目からセーラー服の様な新衣装がお披露目された。これがまたシリアスパートに花を添えてるんですよね……「少女達の主張、抵抗」というか……

続く曲は欅坂46サイレントマジョリティー」、NMB48「HA!」、SKE48片想いfinally」といった攻撃的なナンバー。特に「サイレントマジョリティー」は本家の圧倒的な平手イメージがある中≠MEの物にしていたのは声優学校がバックに着いているからこそ培われた表現力の賜物だろうか。

事前に指原Pが言っていた「秋元さん脳は痺れる」ってのはこの事だったのか……って改めて実感したオープニングパートでした……

そこから一旦MC。あそこまで激しめのナンバーが続くと流石に疲れたのか深呼吸するメンバー達が凄く素な感じで可愛いのよ……「さっきまてあんなにキメッキメでカッコよかった子達が……」ってギャップ萌えね……好きです。

ここでの永田さんMCでも言っていた様に≠MEとしてのパフォーマンスはおよそ5ヶ月ぶりになるがそのブランクを微塵も感じさせないクオリティの物を既に見せてもらった。

 

次のブロックではオープニングブロックとは一転、可愛さ全面に出したパフォーマンス、そしてエモーショナルなステージが展開された。

=LOVEのカバー「Sweetest girl」、「推しのいる世界」を第1回定期公演でのメンバー分けと同様、そして定期公演ではハーフサイズだった同曲を初のフルサイズでの披露。「推しのいる世界」の間奏では実況配信していた=LOVE野口衣織さんが飛び入り参加し、すぐに捌けるというサプライズ(?)も用意された。推しセカでの蟹沢さんの歌い方、「いつそんな歌い方覚えたの……」ってなった……。あんな声出せるなんて聞いてない……

 

 

そしてここからがこのライブ最大の問題である。

 

そう、しおみるによる乃木坂46ぐるぐるカーテン」のカバーである。

 

しおみるとはメンバーの本田珠由記と永田詩央里のカプ名……違う、コンビ名なのだが一定層に人気のあるこの組み合わせ、まぁ最近は特典映像の中だったり徐々に公式からの供給増えてきてるな……とは思っていたもののいざユニット曲を出されると怯む。というかほんとに記憶がない。アーカイブ早くください。

2番Aメロで永田さんが歌ってる後ろでみるてんさんが袖のカーテンに隠れてひょこっと顔出したりそれを永田さんが探してみたり、間奏ではみるてんさんが「ちぃにだけ教えるね……」ってコソッと言った秘密を永田さんが「高2なのに自分の事みぃちゃんって呼んでるんだってー!!!」って大暴露したり……ほんっとに平和ってこういう事を言うんだな……っていうステージだったなぁ……多分全人類にこれ見せれば世界から戦争は消えるしコロナも消える。それぐらい革命だった。その後のMCで感想を求められたみるてんさんが「緊張したよね、ちぃ……」って言ってたのがほんとにもうあれ。みるてんさんのちぃ呼びほんと好きなんだよなぁ……マジで好き……しおみるよ永遠に……しおみるForever……。

 

そして「彼女になれますか?」、「君の名は希望」のカバーが続き、1人ステージに残る冨田菜々風さん。あぁ……来るぞ……と全てのオタクが思ったことであろう。そう、冨田さんのソロ曲「空白の花」初披露の瞬間である。しかしその初披露の形は我々の想像を軽く超えてきた。手持ちマイクを通さずに歌い始めた彼女。完全アカペラで一番を歌いきったのである。細かい息遣いまで聞こえるその歌声には固まってずっと画面に釘付けになってしまった。指原Pが「今の菜々風の声で歌って欲しい」という思いを込めて書き下ろしたこの曲、はっきりと今の彼女の声にフォーカスしたこの場面は今回のライブの名場面の一つだろう。その後のMCで「ほんとに不安だった」と語る彼女、こっちも緊張してるのが伝わっていたがそれがまた曲にリアリティを生んでいた様な気もする。とにかく素晴らしかった……

 

そして君僕衣装に着替えて迎えた次のMCでは=LOVE佐々木舞香さん、野口衣織さんが登場しての無茶振りコーナー、「○○で答えて!一問一答!私たちが≠MEでやんす!!」が始まった。永田さん……蟹沢さん彼女にしたいんだね……これ彼氏にしたいメンバーだったら選択肢変わったんなぁ……?ってずっと思ってるんですけどそこんとこどうなんですか永田さん……

 

無茶振りコーナーが終わり次の曲……なんと初解禁初披露となる≠MEのオリジナルソング4曲目「クルクルかき氷」が披露されたのである。サプラァァァァァイズ!!これマジで夏フェスで聞きたい曲なんすよね……夏の野外で聞きたい……ってなる曲……多分そういう用に書いてたのかなぁ……?いつぐらいに書いたかは分かんないけど≠MEのアオハル感を後押しするような爽やかなタオル曲でした。早くライブで回収させて……

その後は怒涛の=LOVEバーブロック。

「ようこそ!イコラブ沼」もとい、「ようこそノイミー沼」、「アイカツハッピーエンド」、「部活中に目が合うなって思ってたんだ」、「探せ ダイヤモンドリリー」と=LOVEのぶち上げ曲を続けた。部活中2番の「OhNo!」のとこのみるてんさん抜かれてるとこめちゃくちゃ可愛かったのよネ……あとリリーは永田さん煽りだったからアガるのよネ……

 

いよいよ終盤に差し掛かった所で突如封筒が冨田さんの手に渡される。

指原Pから差し出されたその手紙には「≠MEのリーダーを発表する」という言葉が。リーダーに任命されたのは蟹沢萌子。今までも場面場面でまとめ役になっていた印象の蟹沢さんはほんっっっとにピッタリだと思うし変にプレッシャー感じずに頑張ってほしい……大変だろうけど……頑張ってください……

指原Pも言ってた通り「広い芸能界で少ないアイドルの席を奪い合う事より自分自身達が魅力あるグループに成長するのに力を注いだ方がいい」という事に既に気付けているのはめちゃくちゃ凄いと思う。めちゃくちゃ尊敬なんですよね……

 

MCの途中でそういった発表もありちゃんと「えーー!」からMCをやり直す河口さん、本編最後となる曲として披露されたのは「君と僕の歌」。≠MEがつい先日リリースしたばかりの曲をライブで初披露した。

リーダーが発表され、いよいよ彼女達の夢に向けての青春が始まるんだな……って思わせるイントロが鳴り「大きいステージに連れて行く」という彼女達の強い想いが突き刺さる。もう涙腺はぶっ壊れてます。もちろん。

 

一旦本編が終了し少し経つとアンコールの声に再びステージに戻ってくるメンバー。

自身のオリジナルソング2曲目である「君の音だったんだ」で再びライブの幕が上がる。しおみるの「もういっちょいくぞー!」でもういっちょどころから何回でも行きたくなりましたね(?)

そしてアンコール2曲目は「≠ME」。

ここまでのライブを通して改めて「君で始まる運命だった物語」だという事を実感させられた。そして最初より格段にパワーアップしてるのが分かるのが一番長く歌ってきたこの曲。全員どんどん良くなってるのがものすごく分かった。

そして本当に最後となるラスト一曲、今回のライブのタイトルにもなっている「次に会えた時何を話そうかな」。本来=LOVE≠MEの24人で歌う曲の為≠ME単独で披露するのは初めてであった。今だからこその思い、余計に会いたくなるんだよなぁこの曲聞くと……いつ会えるようになってもいい様にちゃんと自分磨きしとかないとな……ってなりますよネ……

 

 

 

最後のMCで冨田さんは「会えるようになった時何倍も、何十倍もパワーアップした姿を見せられるように12人で頑張って行く」と口にした。

思うように活動が出来ない今の状況の中でも彼女達は成長し続けているのをこのライブで見せてくれた。

特に川中子さんはそれが顕著だった様に感じる。新規カバー曲ではソロパートを任せられるのが増えていた様に感じるし、自身が「歌う事が大好き」とメイキングで語っていた様にそれが伝わるパフォーマンスをするので見てるこっちもHappyな気分になる。今回のライブでの個人的なMVPは川中子さんですかね……いやみんな良かったんだけどね……

 

 

 

これだけ素晴らしいパフォーマンス見せられるとやっぱり早く生で見たくなりますね……

いつかまた彼女達に会える日が来る時まで……ほんとに最高のライブでした……